【音質レビュー】TF10X4 with TF10proとの比較

59529826.jpgUEのフラグシップモデルのイヤホン、
TF10proをUMにて4ドライバ化させました。
UMでのアップグレードでMidドライバが1つ
追加されたものです。
May5氏のご好意によりTF10を
お借り出来ましたのでTF10とTF10X4の比較レビューと
TF10X4自体のレビューの2段構成にします。


■視聴環境

DAP:iPod Classic
DAC:AlgoRhythm Solo
アンプ:Trapezium α(GND強化モジュール・純正)

745c1dea.jpg

■試聴曲

only my railgun TVアニメ「とある科学の超電磁砲」OPテーマ Ready Go! マクロスF (フロンティア) O.S.T.1 娘フロ。

・Only my railgun(左の画像のシングルより)
・Ready Go!(真ん中の画像のシングルより)
・Vital Force(右の画像のアルバムより)


■Ultimate Ears Triple.fi 10 PROと比べて

まずTF10proと比べてですが参考資料としてTF10proのレビューを用意してあります。
TF10proに馴染みがない方は参考にどうぞ→【TF10pro】

4a4f0e58.jpg

・携帯性、装着感、遮音性
見ての通りカスタムの方がサイズが大きく気持ちポーチに収納しにくくなるかもしれません。
ですが、カスタム化の恩恵は大きく装着感は最上級のものであると思います。
耳型とって合わせているので当然といえば当然ですがw
TF10はノズルが太めで耳の奥まで入り込むような機種ではないため
装着感が気に入らない方にとってはまずこのカスタム化の恩恵を
得られる可能性が高いと思います。
遮音性はTF10と同レベルかやや上かといった具合。
特別高いわけではありません。
ただ、カスタムは装着感が良くズレたりなどしないかと思います。
そのため安定した遮音性を得られます。

・ケーブルについて
ケーブルに関して言えばUM・JH用のものを使うこともできますし、
ソケットをオリジナルに設定してリモールドを行えばUEのケーブルをそのまま使用できます。
ただ、UEの純正ケーブルよりもUM・JHなどのケーブルの方が
柔らかく取り回しが良いためオススメ出来ます。
今回はケーブルのレビューではないですし、そもそも純正に期待しても…という理由から
ケーブル音質については省略です。(気になるなら各自の自己責任でBeatだのMoonだの行けばOKw
ただ、収納や取り回しはUM・JHの純正の方が良いでしょう…ということで念を押しておきます。

・音質の違いについて
前回のTF10X4のフォトレビューでは低音が強くなったと記述しましたが
そんなことはありませんでした。しかしカスタム化の影響で
TF10と比べて低音が強くなったように感じたのではないかと考えています。
ですが中音ドライバの追加で低音に変化を感じたように思います。
ベースはTF10なので遠くかけ離れるような変化ではありませんが、
低音に丸みがでて気持ちアタック感が増しました。
低音に関して言えばそれ意外特に変化はないかと。
高音は中音ドライバが追加されたことによりすーっと高音まで伸びていきます、が
超高音などには特に変化が無いように思います。
高音に関して言えばアップグレードによる大きな影響を感じられませんでした。
メインの中音ですが変化がしっかりと出ています。
TF10では中音(ボーカル)が感じることがありましたがX4化させることにより
私の中では改善されたと思っています。
中音に明るさが増し色鮮やかになることでボーカルを聴く楽しさが
演出されました。
音質面では低音の変化、中音の厚み、
中音の解像感の上昇がTF10と比較で重要なポイントになると考えています。

■全体の印象

低音と中音に特色がありますが、500hz当たりでへこみがあるため
どちらかというとスッキリ目に聴こえるかと思います。
高音は潰れることなく中音からすーっと伸びます。
トラペジウムでonly my railgunを聴いたときにはボーカルが強くつややかにでるパートで
中音の刺さりなども感じられました。
アンプ・曲によっては中音に多少の聞きにくさを感じる人がいるかもしれません。
音の広がりや高音のいわゆるきらびやかさは健在。
全体的にバランスはとれているような印象があり面白みのある機種であると思います。

■低音

基本はTF10と同じような低音。カスタム化などの影響で多少低音が増えたよう聴こえるかと思います。
柔らかめの低音で曲によってはややボワついて聴こえることもあるかもしれません。
TF10の低音が苦手な方にはまず期待できないかと思います。
しかし中高音を潰すような無粋な真似はしないため決して質が低いわけではなく…
好みで選べるレベルであると思います。
Vital Forceを聴いた感想では金管楽器、弦楽器、ティンパニーなどの低音が
深く広がりの様なものを感じることができ品のようなものを感じられました。
エレキベースなどの音よりも上記で挙げたような楽器の低音の鳴らし方が上手いのではないかと
個人的に考察しています。

■中高音

TF10といえば電子音や綺羅びやかと言われる高音が
重要なポイントではないでしょうか。TF10X4でもその特性は受け継いでおり
TF10本来の個性と中音ドライバを生かして楽しく音楽を聴かせることに長けていると思います。
Only my railgunはエレクトリックな音が多用され特色的でありますが
それらの薄い音一つ一つををひりひりと上手に鳴らします。途中でピアノの音も入るが中音ドライバが
追加されているおかげで中音の鮮やかさ、音の細かさと分離、定位の良さが見事に表現されています。
Ready Go!などもバイオリンや電子音とMay’n氏の艶やかなボーカルとで中音に特色がありますが
TF10と比べて余裕のある鳴らし方をします。
そのことから中音に強みのある機種ではないかと考えられます。
SE535ほど前の方に中音はでてこないですがTF10に中音の厚みが加わり面白いです。
Vital Forceは金管楽器や弦楽器などを主体とした曲でありますが、
そちらは楽器の音一つ一つを厚く艶やかに鳴らすます。
中音に厚みが出た分、多少爽やかさが減少してしまいますが
全体的に見てレベルアップしたのではないかと思います。

高音に関して言えばTF10のまま。綺羅びやかと表現してきていますが
超高音のノビはいまいち。Ready go!はアニソンとして高音のハイハットが
きれいに出ていると思います。
しかしJH13proなどの機種と聴き比べて高音のノビ方や情報量、音の余韻など
劣っているように感じます。TF10と比べた印象では特にかわりはないといった状態です。
TF10の高音は好きな方は好きでしょうけどこの綺羅びやかながら薄めの高音は
この機種、もしくはTF10の難点となるのではないでしょうか。

■シェルの作り

シェルのつくりにはかなりの水準ではないかと思います。
リフィットすることなく1度でフィットしました。
耳全体でがっちり抑えこむようにフィットし快適な装着感です。
口などを動かしても外れそうになったりなどありません。
透明度が高く気泡もないためJHと比べて良い出来であります。
ノズルの穴の部分もきれいに削られているためJHでの穴の粗さなども
UMのシェルでは微塵も感じられませんでした
シェルも厚めに作っていただいたために恐らく耐久性も高いでしょう。
ただし、人によって耳型が違うため一概に同じような評価になるとは限りません。
あくまでも参考程度によろしくお願いいたします。

■総評

もこもこと柔らかい低音、色鮮やかな中音、綺羅びやか目な高音と
TF10に新しい魅力が生まれたように思います。
ボーカルの遠さなどもある程度改善されてTF10と比べて
より万能になったのではないでしょうか。
TF10の装着感や中音などに不満を抱いている方には
改善の一つの手段として検討されると良いかもしれません。

■参考データ

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