【Headroom】 Portable Micro Amp 音質レビュー 【PMA アンプ編】

9990001000_3639Portable Micro Ampの音質レビュー、アンプ編になります。

視聴環境

・iPod Classic
・AlgoRhythm Solo(DAC)
・PMA(AMP)
・JH13pro
・軍需品IEMケーブル

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◆視聴CD
 I LOVE YOU が言えなくて TVアニメ TARI TARI ミュージックアルバム~歌ったり、奏でたり~ エンジェルズ・クライ+1 happy endings(通常盤)

環境は上のとおりに。PMAのDACをポータブルで使うには環境は限られているため
レビューにはPMAのDACは使わないことにしました。
相対的評価の基準はAHA-120を用いることにします。

評価

PMA

1.高音

高音のノビは普通。AHA-120よりはノビとメリハリがあり私個人としてはAHA-120よりは好きです。
AHAのように美しく余韻を残すものではありませんが、
メリハリのある音のリズム感を感じさせ低音に埋もれない程々の主張が良いと思っています。
抜けは良くパラジウム線との組み合わせでは更に高音の再生能力が上がります。
ウェット感やしつこさも無く、といってすっきりさっぱりしすぎずのバランスで
開放感が感じられる部分が好感です。そういった意味では中庸的な仕上がりであります。
ただ、高音がメインのアンプとは思えませんのでそこはご注意を。

2.中音

中音はAHAのように連続性のある音と言うよりもドライ目で粒だった音だと思っております。
カサカサと不快な音というわけでも無くPMAの太い低音にも負けない強さのある、
主張のある中音は面白いです。コテコテに、生々しく、艶やかにといったワードとは
また違う何かが潜んでいるように思えます。
中音の前の方・後ろのほうに出ずにほどほどの距離でなります。
広がり方はふわっとした感じがあります。高音と同様埋もれずに主張してくる強さ、
低音に負けない存在感がPMAの高評価を支える要因の一つであると思いますが、
バイオリンやボーカルをじっくり聞くと物足りなさとを少し感じます。その点は少し残念です。
反対に、シンセサイザーはクセが無いために聴きやすく好印象であります。

3.低音

低域が主体のアンプだと思われますが私個人の好みには合いませんでした。
カンタペルメやパラジウム線+SN100C(ハンダ)で作成したケーブルなどがあれば
濃さと強さを備えた良い低音になりましたがそれらが無いと低音の深みの無さに
強い物足りなさを感じました。音の出口となるのはJH13proでありますが
あまり相性が良くないかもしれません。AD2000などヘッドホンでは低音の鳴りに深みやリズムの良さを
感じただけに少し残念に思います。ただ、それでも音はタイトでボワ付きがなく太さがあります。
低音を見ていく上でPMAをどう活用していくか・どんな組み合わせに、
が一つ重要なポイントになるかもしれません。
AHAは割と低音に深みや芯はありました。それで慣れてしまっているのも今回の評価の
要因の一つであるかと思われます。
今回はこの評価ではありますがヘッドホンでの使用や低音主体の音源で聞く方は
問題なく楽しめるかと思います。私自身、音源は低音が主体のものが全てではない為、
また自身の環境での相性の悪さを含めての減点となっております。その点はご注意ください。
充電状態も低音の鳴りに強く影響がでますのでしっかり充電しておくことを推奨します。

4.解像度

ポータブルアンプとしては十分なレベルです。ドライ目で音の見通しの良さがあります。
低音に特徴があり太さや濃さがありますが低音自体も解像度は高いです。
中高域も低音に潰されず音の細やかな余韻を聞き取ることができます。
ただ、AHA-120と比べると一歩引いてしまう印象があり評価は4となっています。

5.定位・分離

定位は立体感を感じさせる定位感が良いです。AHA-120と違い低音で立体感を出すような
一面もあり前後感のある定位が特徴です。ただ、音のキワの表現などには甘さがあり
バッチリ決まっている印象は持てませんでした。距離感がありますがややぼやけている点で
AHAには劣っているとは思います。ただ、距離・立体感の2点からも定位を考えれば
レベルは高めだと思います。分離自体は定位とセットで見た上では甘さ・雑味を感じる部分もありますが
低音と中高音・それぞれの楽器ごとの分離は十分なレベルです。

6.その他

音は低音に寄っているという印象を持たれることが多いですがブーミーではないと思っております。
ヘッドホンで聞いた場合には低音に厚みがあり音に安定感を感じました。
音場もポータブルアンプのなかでは余裕のある無理のない広がりで自然です。
ゲインの設定やバッテリーの状態でも音が変わりますので細かいところで気を遣うアンプです。
バッテリーの充電が残り少なくなると低音の力がなくなり薄っぺらい音になりますので
しっかりと充電することは大切です。crossfeedの機能は賛否両論でありますが
環境によって良し悪しが出てくるかと思います。細かいは話は抜いて、低音の量・定位感が変わる機能で
crossfeedをONにすれば一般的に低音の量が増えると思われます。
JH13proの場合は低音の量が増え定位がやや上の方へと変化しました。
環境に合わせて良し悪しが出てくると思いますので
納得の行く方で設定するなり、その日の気分に合わせて設定するなり、
軽い感覚で合わせれば良いかと思います。

7.総評

評価は少し厳しめにつけてありますが$350(3万円程度)で購入できるアンプという事では
面白味はあると思います。低音が強く出る音源をお持ちの方はまた違った低音の
聴こえ方がしますしヘッドホンメインでポータブルをされている方は駆動力のあるアンプで
PMAの実力を発揮できると思います。あいにく私は外ではヘッドホンを使用しないため
今回の評価になっておりますがそれでも他の同価格帯とは一味違う音も出ますし
ケーブルにも気を使えばまた違った一面が出てきますし、機材の組み合わせ次第でも
同じことが言えますのでそういった意味で潜在性のある実力派だと思います。
個人輸入やオークションなどでないと入手しにくいところが難点でありますが
他のアンプには無い魅力というのはPMAにはありますので機会があれば
PMA狙ってみてはいかがでしょうか?(来週の火曜日はTriad AudioのThe L3の話題になります。)

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