カスタムIEMケーブルの探求と自作

IMG_5986カスタムIEM用ケーブル自作記事の好評に
感謝いたしまして新シリーズの始動となります。
環境のレベルアップを図るべく貪欲に
IEMケーブルの自作をはじめることにしました。
(2012.10.14 誤字訂正)
【この記事の構想のケーブルが完成しました!】
【IEMケーブルの作り方はこちら!】

 

IEMケーブルの可能性

IEMケーブルはイヤホン用のケーブルで太さや取り回し、タッチノイズ、
外に持ち運ぶ際の収納のしやすさ、耐久性など様々な点で制約が強いられ
音質とトレードオフになりがちな関係にあると私は思います。
取り回しを取れば太いケーブルは使えずその分音の厚みがかけたりしますし
タッチノイズなど他の観点も考えますと必然的にIEMケーブルに
向かない線材などでてきてなかなかシビアなカテゴリーであると思っております。
少し話から外れて私の実体験の話になりますが・・・
実用性を無視したIEMケーブルを作成して音質を確かめた所
JHの純正やALOなどのケーブルと段違いに
定位や解像度の高い作品ができたという経験があります。
実用はできないもののIEMケーブルの可能性というものを感じる
一つのきっかけに巡りあいました。
お金を出せばある程度のレベルのIEMケーブルを手に入れられますが
それでもまだIEMケーブルは開かれていない、
まだ一皮むけていないという印象・もしくは可能性を個人的にでありますが抱いています。
実用的なケーブルでどこまで音質を確保できるか、
その限界に近づくことを目的として探求していくことにしました。

ケーブルの構想

と、大げさなことを書いてありますが簡単に解像度や定位など
音質・性能・精度上げていくことを目的としています。
そこがひとつの大きな課題であり改善が期待されるポイントである
可能性が考えられるからです。
先ほど紹介したケーブルが実際にそのような傾向に合わせて
低域から高域までレンジが広くなったこともあり…~ぐらいと相対的にすら
目標を分かる形でできるように示せないのは申し訳ないですが
自分としては多少高めに目標を設定しております。
ちなみに使用していた線材はMIL規格(22AWG)の線材に
PCOCC(22AWG)のケーブルの組み合わせ。
MIL規格のケーブルはテフロン皮膜に線自体もIEMで使うには少し固め、
どちらかと言うとIEMケーブルに向いていないケーブルでありますが
情報量や定位感などについて言えば信頼感のある素材だと思っています。
この素材を26AWGにした上でタッチノイズの
問題解決・音質の維持を可能とするケーブルの
組み合わせを探すのがまずひとつの段階、
次に半田による細かい調整、最後にプラグ(完成品には手堅くViablueを使う予定)と
順番を追って作っていこうかと思っております。

試作品

というわけで早速でありますがありあわせのケーブルで一種類作成してみました。
以前fitearのケーブルを作成した時に使用した時と同じカナレの銅線に
MIL規格の線材を合わせてまず取り回し面で問題がないかのテストになります。
作成過程はバッサリと除いて・・・出来上がったケーブル・仕様はこのように。

IMG_5692

こちらは一応作成途中ではありますがコネクタに対してケーブルを直角にハンダ付け、
ちなみにピンはSKB-1-1です。SKB-1-1は直角にハンダ付けもすることも可能ですし
コネクタ部分もそれなりにコンパクトにできるのでお勧めです。
このようにする理由としてはSHURE掛け時にケーブルが浮くことがなく
フィット感が増し装着時の不快感が大幅に減ります。
コネクタ以外は次の画像で。

IMG_5695

あくまでも試作品ですので色や見た目については気にしないでください・・・。
分岐部分は針金を巻きつけた上から圧縮チューブを掛けましたが
ちょうどよい色が手元になかったので透明のものをかけております。
ケーブルの硬さは多少はありますがカナレの柔らかめの線材と組み合わせたことにより
MIL規格品を使用しながらもポータブルしやすい仕上がりに鳴りました。
線材を細くしても実用面ではJHの純正ケーブルなどのような水準には達しませんが
実用できるレベルにはなっております。
タッチノイズは少し乗ってしまいますが直角コネクタの効果もあるお陰か、
単にSHURE掛けのお陰かMIL規格線をIEMに使っている割には
タッチノイズなどの不快感も少ないです。
テスト段階で今回は特に処理はしておりませんが
Luneなどで使われている布スリーブを使用すれば
タッチノイズの改善が更に期待できます。
音質について言えば解像度がやや上昇、高音と低音のレンジが広がったものの
良い結果がでたとはいえない状況。音にメリハリが付き細かい
音が聞こえるようになった一方でマイルドさや中音のくぐもった感じがあり
この線をわざわざ使うメリットを感じられませんでした(色が個性的で外では恥ずかしい…です。)
MIL規格の線はひたすら情報量が多くフラットにクッキリ音を出す傾向があるために
カナレのまったりと優しく出る音との相性が合わなかったと思われます。
ですが今回の大きな成果はMIL規格線でも他の線材と組み合わせることで
IEMケーブルとして使用することも可能であると
判明した点であります。(あくまでも実用性は第一)
今回の結果を受けてさらなる線材の探索と試作を続けることに意義はあるという事を
現段階では感じているので新しい線材を注文しました。
次に使う線材は、以前も紹介いたしました27AWG 5N単結晶銅線。
カナレの線よりも細いですがすっきりとした音と細く取り回しが良いのが特徴。
次作ではさらなるステップアップは期待できると思われます。
ここでどの程度ステップアップしていくかが一つの課題になると思われますが、
たどり着いた一つの理想に向けてできる限りの探求を(お金はあまりかけられませんが…)
しようと思っています。

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