ケーブルの製法による音質の変化【アナログケーブル・レビュー編】

IMG_8212ケーブルの作り方でどれだけ音質に影響がでるか、
検証することにしました。今回はレビュー記事となります。
前提条件などは導入編を御覧ください。
予定を変更して4種全て記載します。

1.未処理ケーブル

未処理ケーブルの大きな口調としては編んだりツイストしたりせずにそのまま線を取り付けただけの
製法で作成している点ですが導体にストレスがかかっていないためかストレートで高音もしっかりと
抜ける情報量の高い音となっております。全体的にレンジ・音場は広く線材が持つ音そのものが
ストレートに伝わってくる印象です。クセは非常に少なく線材そのものの音を見極めたいときは
役に立つ製法ではないかと思います。実際にそのまま使用するのも問題はありませんが
見た目や取り回しでやや難があるため見た目でも楽しみたい方にはやはり向かない製法であると
言えるでしょう。ただ、音の面でみたら意外と優秀な方法です。

2.ねじり込み(ツイスト)

こちらはオーソドックスにケーブルをツイストしてまとめる方法です。上記の未処理ケーブルとくらべて
理論上ではノイズに強い構造になりますが、特に音の密度や透明感が上がるということはなく、
ツイストを加えた分、未処理ケーブルと比べてレンジはわずかながら狭くなりました。
ツイストではノイズ対策は不十分で音質的に特別有利と言えるわけではなさそうです。
ただ、ケーブルのまとまりは良く未処理ケーブルほどではありませんがすっきりとした響きになります。
ポータブルの為ケーブルが短くあまり神経質になる必要はないかもしれませんが
すっきりさが欲しい時はツイストや未処理がオススメです。

3.編みこみ

自作ケーブルなどでよく使われる手法で見た目も美しくケーブルがしっかりとまとまる製法です。
しかし、度を超えた編みこみを行うと音のレンジが狭くなり情報量も少なくなります。
度を超えた、という基準も難しいところでありますが導体に対して高い負荷をかけるような
非常にキツい編みこみです。普通に編みこみを行えばレンジはやや狭くなるものの
低音に締まりがうまれツイストとは違った締まったすっきりさが産まれます。
しかし、 きつく行うと音の鮮度がなくなり線材が死んでしまったかのような
鮮度のない残念な音になってしまいます。ただし低音が締まる点やレンジがやや狭くなる点を
程々に扱う分にはきつさを減らしたりすっきり締まらせたりなど聴きやすくするための調整は
できますので加減を大事にすれば上手く編みこみの特性を活かせると考えます。
今回使用した軍需タイプの線では扱いやすい手法でありました。

4.シールド付きケーブル

シールド付きケーブルはケーブルの外部を金属の膜やチューブ状の線などで覆ったモノを
つけたものです。こうした金属の層を設ける事で外部ノイズの影響を受けにくくなり
よりピュアな音の伝送が可能になります。シールドはシールド素材自体の音を載せたくないため
GNDへの接触はさせず収縮チューブとスリーブで絶縁した上で今回はシールドを行っております。
素材はアルミホイルで100%の1シールド構造です。実際の音としましてはクリアで澄んだ音になりつつも
奥行きや密度、情報量の高さを感じられ結果として良い結果がでております。
中音などのロスや歪のなさも未処理ケーブルと比べても少ないです。しかし、中音の情報量など
増えたためか高音の伸びやレンジ感が聴感上でやや狭くなった印象があります。
また、付帯音などが線材によってはしつこく乗るケースもあるため、性能としては優秀でも
それが必ずしも線材とのマッチングには結びつかないため使い分けが必要であると
考えます。ただし、理論上ではノイズの影響を受けにくくなり音にも性能面で影響は出てきておりますので、
ちょっとした一手間で無難にピュアな伝送を実現できる手法でもあります。
蛇足としましてはシールド素材によりまた音が変わってきます。そこまで突き詰めるキリはありませんが
シールドでもこだわりたい方は色々試されると良いかと思います。

簡単になりましたがケーブルの製作方法による音の変化は一旦終了です。
また、こういった手法を試して欲しいなどといった声がありましたら検討の後に
挑戦したいと考えておりますので、何かありましたら気軽にご提案お願い致します。それでは。

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