パラジウム線でDock to USBケーブル作成 【HP-P1用ケーブル】

IMG_4012パラジウム線が届きましたので
USBケーブルを作成しました。
概要については→【前記事】

※Algorhythm soloでも使用可能です、自作など自己責任で。

製作について

早速でありますが制作手法について。
制作手法には前回の記事同様、変更を加えない構成で製作をいたしました。
届いたパラジウム線40cmを四等分に、オヤイデ電気で購入した
テフロンの耐熱チューブに入れて作成しました。φ0.50でしたが
ムンドルフのφ1.0mmと比べても顕色のない硬さ、1mmのパラジウムですと
相当な硬さがあることが予想されます。ケーブルの編みこみ処理は
2つ編み×2の構成で以下のとおりでまとまりました。

IMG_4069

線は硬く、太さや本数の違いなどから見た目は綺麗なものとは言えません。
360度、どの方向にも曲げられるような編み方を意識したためでありますが、
今回のような場合は平べったいタイプの四つ編みの方がより見た目が良く
まとまるかと思います。
四つ編みの種類は数種類ありますが一番わかり易く良く使うものとして
2つほどURLを紹介致します。
http://missanga.seesaa.net/article/79362113.html(今回は丸タイプをベースにしました)
http://www.beadsfactory.co.jp/tech/tech0307_0.html(平べったいタイプ)

音質について

完成した所で肝心のレビュー。レビューを書くにあたって比較に使ったのは
ムンドルフの線材だけで作ったUSB。今回のケーブルはそのケーブルをベースに
USBの+/-をパラジウムに置き換えたものなので比較には面白いかと思います。

IMG_4071

写真の左側が今回作成したパラジウム・ムンドルフ合金のブレンドUSB、
右側が以前のムンドルフ社の銀金の合金線で作ったUSBとなります。
耐久性を優先させましたしあくまでも自分用ですので…
見た目が汚いのはご容赦下さい^^;

線材の比較をしながらですが念の為に視聴環境を。

IMG_4029

1. 高音の印象

ムンドルフの合金線自体、それなりに細かい音が出て整った音でありますが、
それと比べるとパラジウムの先の方は刺さらない程度にシャープな印象があり
絶妙なバランス感があります。刺さる気配はないですがシャープ目、
有りそうでなかなか無いバランスのとれたシャープ感にまず好感をもてました。
また、シャープ感が影響してか高音の抜けも良くなった印象を受けました。
比較的、高音も繊細目に出るため銀線とある程度似たところはあると思います。
また、定位も多少向上した感じがあるためにそういった点でも爽快さがあります。
ただ、高音の伸びやシャープ感から少々派手めであるために
上品さ落ち着きなどを求める場合には銀線(今回の2本の場合ではムンドルフ)の方が
良い選択になるでしょう。

2. 中音の印象

中音についてはパラジウム線の方が音の厚みを感じられました。
銀線で多少そっけなさというものを感じていました。パラジウム線はφ0.50mmの
ものを2本束ねただけでφ1.0mmのものには及ばずという状態でありますが
それでも中音に音の厚みを感じられた点でパラジウム線の凄みが感じられます。
そういった根拠から、コストの節約のためにも線一本での作成も
良いかもしれませんね。(φ0.5は100mm単位で切り売りされているのでコストダウンできる)
高音の抜けの良さ、そして音の広がりがありエネルギー感も多少感じられるため
爽快な中音という風に言えるでしょう。

3. 低音の印象

銀線とパラジウム線で一番違いが出るのは低音である、と私は考えます。
銀線が鳴らす低音のステレオタイプとして締まりが出て低音の量がやや減るあたりが
広く知られているのではないかと感じております。
一概にそう言えるかは置くとしてそのステレオタイプと比較すれば
パラジウム線は硬く、やや迫力のある音がなったように思います。
迫力があると言いましても締りがないわけでもなくぼわぼわするわけでもありません。
が、質感が硬くなり少しだけ唸るような鳴り方をするようになりました。
わかりにくい表現でありましたが、だらしなく汚いという風ではなく、
迫力がある割には低音の収束感もあります。察しの良い方は既に
多少独特な音であるだろうと思われているでしょう。
実際にそういった側面もありますでしょうし、パラジウム線の単価も高いですし
購入の際に低音に特色のある環境をお持ちの方は
低音が音的にネックとなる可能性があります。
何にせよパラジウムの音を聴く機会はあまりないでしょうし
未視聴で興味のある方の購入については多少考えた方が良いかもしれません。

4. 総評

単価は高いもののパラジウム線でしか出せないような音があると思います。
高音の絶妙な尖り具合、定位感、しつこくなく厚みのある
中音(艶が強いというわけではない)、
硬く迫力が少しついた低音はわたしには好みでした。
線材ではあまり音の変化は無いとされるものの線材による
音質調整の可能性を感じられる良いきっかけとなりました。

■追記(少し脱線)

ちなみに二本のUSBで比較しましたがUSBの+/-のデータ部分を変えましたら
音の印象が変わったように思います。電源部分も直接関わりそうな気もして
無難に銀線、GNDはどう変化するかは不明ですが無難なラインとして銀線にしましたが
予想以上の変化で面白みを感じたという結果であります。
USBの+/-はステレオミニプラグで言う信号的なものでしょうしワンセットで捉えるとして
USBのバスパワー部分でどれだけ音がかわるか、GNDでどういう風に音がかわるか、
それぞれの
変化についても着目しながらより面白いケーブルを作れたらなと
個人的に思いました。もし試した方がいらっしゃいましたらご一報をぜひ!w

■追記2(2012/07/10)

制作してから1ヶ月以上経ちました。3段で使用するときにこのケーブルを
重宝していますが定位の良さや
高音の伸び方は変わらず魅力があります(10proと相性悪いですが)
音の細かさやクリアさも良く抜けが良いのでSoloのラインアウトからアンプ→スピーカーの
構成で使用してもパラジウムの恩恵を得られている感じもあります。
低音も深くキレがありますが時間が経つと共にボワボワ感も減りまとまりが出てきました。

■追記3(2012/09/27)

一応ブレンドのDocktoUSBで動作など異常は出ておりませんが
USBケーブルにおいて信号と電源線を別々にしたりなどでトラブルが発生するケースは
あるようです。→http://zionote.com/blog/?p=196
Algorhythm Soloなどは高額な機種でありますしもし今回の記事のようなことに
チャレンジなされる方がいらっしゃいましたらご注意ください。

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