2014年 夏 ポタフェスに参りました

1Potafeseイヤホン主催のポタフェスに参りました。
聞いたものの雑感など簡単にまとめていきます。

5es24es

こちらはラトックの新作REX-KEB02iPと3月ごろに発売されたREX-KEB02AKです。
DACにはESSのES9018が使用されておりDSD・PCMなどのハイレゾに対応しているとのことです。
DSDは128まで対応しておりDSD音源をリニアPCMに変換することなくネイティブ再生することが
可能であることが特徴としてあげられます。また、アンプとDACが一体になっている機種であり
アンプはバランス・シングルエンドの2種類での駆動が可能で、
バランスの場合は気軽なフルバランス環境が作れることも特徴としてあげられます。
バランスに対応できる環境を準備できなかったためシングルエンドで両機種の聴き比べを行いました。
違いとしては入力方法の違いがあるだけでアンプ・DACは共通の基盤が使われているため
2機種の間では特に音色などの差は感じられませんでした。ただ、同軸でつないだX5の方が音は良く
iPhone5やiPod Classicで接続した場合は同軸と比較して音の明瞭感や解像度などで
やや劣るような印象を抱きました。全体的な音の印象としてフラットでクセは少なめ、
無難で普通な音といった印象でした。価格を考えるとシングルエンドではもったいないといった印象でした。
ただ、シングルエンドがメインではないためモノラルプラグ2本のバランス方式で鳴らした時にどうなるのか、
その点では気になります。バランス駆動にこだわって使うのであればまた評価が違うと思いますが
シングルエンドでは購入しがたいという印象を個人的には抱きました。

3Bispa

こちらはBispaから登場した真空管アンプキット、BSP-TUBEAMP-KIT01です。
5極管か3極管の真空管が使用できるタイプの真空管アンプで、オペアンプも使用した
ハイブリット構造になっております。5極管の真空管アンプはポータブルでは珍しいものです。
電源は±2.4v程度での正負電源で出力カップリングコンデンサを省いた構造になっているとのことです。
キットの工夫として真空管の選別や細かい定数調整は不要で手軽に様々な種類の真空管、
コンデンサ、OPAに対応できる設計をされていることです。
その為、使用できる部品の幅が広くキット購入者が自由に好きな音を作っていけることが特徴です。
また、好きな真空管が見つかったあとにその真空管に合わせた定数の変更を行うといったことも可能で
ヘビーなユーザーにも対応出来るポテンシャルを持っております。
実際に3種類の音を聴いてきた印象ではノイジーな印象は少なくほのかに真空管らしい
滑らかさを感じました。電源のコンデンサの音やオペアンプにも音が左右されているような印象も
ありましたので全段真空管な構成とは違い真空管らしさが強くはでていないと思われますが 
ポータブルとして実用性が高く極めて自由度が高いです。
発売は完成品、一部必要部品実装済み基板+部品、基板のみ、箱のみなど様々な形式で
売りだされるため各々のユーザーのスキルに合った形で購入することが可能です。
値段は2万円行かない程度と考えて良いと思います。今まではキットで真空管アンプというのも
非常に限られたものであった点からも個人的には期待しております。キットですが音の密度は
3種類とも2万円行かないものとは思えないものであり自身で組み立てられるならば
好みも追求できる点からもパフォーマンスは良いので興味があればぜひ。発売は7月です。

6ifi (2)

こちらはifiの新作のmicro iDSDです。nano iDSDと同様にiPhone/iPad/ipod touchなどで利用できるような
USBDACとなっております。DSD512にもポータブルにも関わらずに対応している機種で
ポータブルでハイレゾ音源を楽しみたい方にはうってつけのモンスターです。(DSD512の容量は一旦置いて)

試聴についてはiPhone5から他のifi機種を使ってバイワイヤに近い構造でmicroiDSDに
接続して試聴を行いました。
音ですが筐体が大きくなったためか低音に力強さがありパワーはiDSDよりも増している印象です。
その点では改善が見られましたが高音が伸びきらない印象がありました。伸びきらない感じから繊細な
印象を受けるかもしれませんが低音のパワー感や中域の音の密度の高さと比較すると
浮いている印象や物足りなさを感じました。サイズも大きく6万円の機種と考えると
個人的には敬遠したい印象でした。(バイワイヤに近い状態で環境も良かったであろうと思われるだけに残念)

2aco

Acoustune社のAS1001です。それなりに細やかな音がしますが中域が抜けたドンシャリで
バランスの悪さを個人的には感じました曲を選びそうで安心して使うことは厳しそうです。
音場は縦方向には狭く、左と右チャンネルをひっくり返して聞いているかのような
空間表現でした。スッキリしたサウンドで低音も効いていますが3万円という価格を考えると
良さを見出すのは私個人の感性で判断した場合には厳しいものでした。
見ての通りiPodと比較してもサイズは小さいです。iOS系のDACでここまで
小さいものは他にはないでしょうから非常に手軽です。それだけに惜しい気持ちでいっぱいです。

8TRIO

こちらはくみたてLabさんの新作のトリオです。カスタムIEMのメーカーですが今回初めて
ユニバーサル機を発売することになりました。2BAドライバ・1Dドライバのハイブリッド3ドライバ構造で
筐体に銀が使用されていることが大きな特徴です。銀の筐体を使ったというのは業界としても
恐らく初めてであると思われます。
また、BAドライバとDAドライバの比率を変えられるスイッチもあり
1機種でさまざまな音を楽しめることも大きな特徴になっております。
実際にDB:BAで1.最大:最小2.50:503.最小:最大の比率での試聴を行いました。

(試聴環境:iPhone5→nano iDSDmod→AHA-120mod)

1.の状態ではダイナミックが最大であるためややマイルド目で中低音によった状態になるものの
BAがアクセントとしてスッキリさを演出するため意外とバランスがとれていました。
銀筐体をつかっているからかBA最小でも高音がしっかり響き良いマイルドながらも物足りなさはありませんでした。
2.の状態ではスイッチのメモリ上で半々ですがマイルドさはなくなりスッキリクセは少なく響いている印象です。
金属筐体で高音が響くため派手な印象もありますが低音もしっかり主張するため個人的には
ウェルバランスのように感じました。遠くから広く響いているような印象でしっかり主張もあるので私は好きです。
3.はBAに最大に振った状態ですが良い意味で高音が暴れます。なんども述べている金属筐体のおかげか
BAとは思えないような高音の派手さ・響き・伸びやかさがありスッキリ爽快な印象が強く有ります。
低音は締まってBAが主人公といった感じで1.2.と比べてもかなり印象が異なります。

これら3種類の状態で聞きましたがボリュームのように特定の範囲内で自由にダイヤルを回せるので 
自分の好きな比率を細かく出していくことができます。1・2・3で音の印象もかなり違うので
1台で幅広いサウンドを楽しめます。また、共通の特徴としてはやはりBAの響きの良さとDAによる低音の深さ、
スッキリとアクセントの聞いたサウンド、音の比率を変えても定位がくずれないことです。
定位が崩れないという点で本当の意味で妥協無く自身の好きなバランスを追求できるということで
かなり好印象です。また、表面にロジウムメッキを施すなどの処理も行われておりサビへの対策や
金属アレルギーなどの対策なども行われております。
金属筐体で重さはありますが意外と安定した装着感です。他、リケーブルなどもMMCXで対応です。
販売価格は不明。

細やかな配慮やダイヤル・銀製の筐体などの業界初の試み、ダイヤルを変えても定位が崩れない点から
革新性を感じており今後もトリオも含め新製品への期待が膨らみます。 


新しいDAC,γ2を入手しましたので近々レビューをします。

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