【改造】AHA-120 抵抗付替改造と簡単なレビュー

AHA120top_rAHA-120の抵抗付替改造などを行いました。
概要と簡単なレビューなどを書いていきます。
なお、改造される場合はメーカーの保証もなくなりますので
必ず自己責任で行いますようお願い申し上げます。 

前置き

AHA-120を購入してから今年で3年目になります。その為聴きこみが進みAHA-120への
不満な点なども浮き彫りになってきました。具体的には中域を中心に明瞭感がなく
滑らかでありながらも曇っている点、低音は遅く位相が整っていない・ぼわぼわとした音である点、
高音はすっきりクリア目になるが伸びきらない点です。そうした影響からか、ボワっとした低音が
支配的で中高域が埋もれたりやや高域がうるさく感じ聞きづかれしたりなど
ややバランスが崩れた状態であり、また定位感の悪さなども感じておりました。
音の曇りについて言えばFiiOE12やAXELなどの2万円程度のアンプと比べても顕著に出てきており
さすがに円高時代でさえも4万円弱なアンプでサイズも大きいのでこのままでは普段使うにも
厳しいだろうと考えました。ただ、アンプ自体にパワーはありポテンシャルは高いので改造を行うことで
改善を行いアンプのレベルを上げていこうといったことを考えました。

改造の前の確認

さて、これらの不満を改善するための手法は何かですが抵抗の付替がメインの部分になります。
AHA-120をお持ちの方はイメージつくかもしれませんが、ゲインの切換で基板を取り出すと
数字が書かれた黒い小さなチップ部品が多く付いているのがわかると思います。
過去の画像で見づらいかもしれませんがこちらは参考に掲載しておきます。

AHA120j_R

この黒い部品がこのアンプの抵抗でチップ抵抗と呼ばれるものです。
通常の芋虫のような形をした抵抗とは異なりサイズは小さく扱いやすいですが、
音質的にはどうしても厳しい部分はあります。具体的には高音が伸びきらず、中低域の位相が狂うなど
シビアな点があります。そのような抵抗が電源やアンプ部などに全て用いられており
しっかりとこの抵抗のクセが乗った仕上がりとなってしまっています。
こうしたクセをとり更にAHA-120の能力を引き出すべく、リード品の抵抗への付替を行いました。

改造開始

実際の改造ですがチップ部品の取り外しで基板のパターンを外すリスクがあります。
その点で大きな注意が必要です。そうしたリスクを避けるべく私ははんだ吸い取り線・吸い取り器は
一切使わずにはんだごて2本で左右から加熱してそのまま取り外していきました。
それを延々と40ヶ所弱続けていきます。抵抗の値はチップ部品に3桁で記載されています。
左の2桁は基準となる数、右の数は乗数となります。具体的に2つ示すと
121の場合は12✕10^1(10の1乗)=12✕10 =120Ω,
103の場合は10✕10^3(10の3乗)=10✕1,000=10,000Ω(10kΩ)
といった風になります。
つけ間違いなども避けるため、抵抗付替する方は各自で必要な抵抗を確認しどの位置につけるか
確認できるようにしてください。 
準備ができたら抵抗をコテ2本使って外すなり一本で地道にやるなどして外し、
対応するリードタイプの抵抗をU字に曲げてはんだづけしてください。リードは1~3mm程度にして
切り落せばバッテリー部分に引っ掛けることなく抵抗の取り付けが出来ます。
取り付け後のイメージは下の画像のようになります。

AHA-120mod

あとはステレオミニジャックの近くに47Ωの抵抗がありますがこちらはパターンカットした上で
基板裏面の黒いコンデンサの部分からボリュームに直接引っ張って接続してください。
他、好みで黒いコンデンサに対して並列にフィルムコンデンサをつけたり、
電源部分に4v以上470uF程度の電解コンデンサをつけても面白いかと思います。
電源のコンデンサは低ESR品や固体電解コンを避けて耐圧も注意の上
適当なものを見繕えば問題ありません。気が済んだら改造完了です。

改造後の音質
AHA-120mod

緑は改造前、青は改造後になります。大きく変わった点は音の明瞭感です。中音域の曇がとれた上に
低音の遅さやだるさがとれよりモニター的で聴きやすい音になりました。低音は音の際がぼやけずに
しっかり出るようになったため位相も聴感上で安定感があり幅広いジャンルへの対応も可能になりました。
曇がとれた影響で音像の際も明瞭に出るようになり定位感も向上しております。高音の抜けも良くなり
ナローレンジな音から変化をとげバシッとヌケの良い定位感も実現できるようになりました。
特に悪くなった点は感じることはありませんが強いて言えばゆったりした滑らかで遅い音が好きならば
無理に改造を行う必要はないと思います。
ただ、性能は確実に向上するので個人的にはおすすめの改造です。
AHA-120はパワーがあり記事のはじめに挙げたE12などのアンプと比べても
音の密度感は高いです。実際に改造を行うと低音も改善され、高音の伸びも加わるため
ポータブルとしては一皮向けた仕上がりになります。チップ抵抗40個弱あるため
付け替えは大変かと思われますがその分の価値はありますので興味と度胸があれば
ぜひ自己責任のもとでチャレンジしてみてください。

 

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