自作カスタムIEM に挑戦

ChemikalienChemikalien / Alexander Wang !
自作カスタムIEM の作成をはじめます。

挑戦の背景

カスタムIEMメーカーは国内外問わず多く点在しており、どのメーカーもユニバーサル機とくらべて
高額なところが圧倒的に多いです。その人の為に作られているだけはあり当然制作側は手間がかかり、
ユーザーは音が悪くなければ概ね満足するでしょう。

私もJHユーザーであり、過去にはUMのユーザーでした。これらの海外製IEMを使用して
満足していた一人であります。満足しているだけであれば特に自作する必要はないですが、
先日とある事故によりIEMを満足に使えない状態になってしまいました。

修理もしたいところでしたが、自民党政権の数々の政策や日銀の金融緩和により円安が
急激に進んでおります。また、JH AudioはRoxanneや従来のモデルなど数々の作品を
手がけており納期の長期化が続いています。
双方、カスタムIEMを快適に購入するという観点から改善の見込みはありません。
必要材料それならば、自身で修理・メンテナンスをできたほうが長期的には金銭や納期、品質の観点で
メリットがあるのではないかと推定しております。
短期的にはもちろん多くのメリットは見込めず、自由に安く思い通りの音を作るというのは夢のお話ですが、
自作の楽しさはプライスレスということでまずはJH13Proの修理を目標にゆっくりと挑戦していきます。

必要なもの

過去にもブログで取り上げたことがありますが改めて紹介します。

材料購入先備考
耳型補聴器屋など専門家の方による採取を推奨
シリコングラスロードお好みの量、透明のもの
離型剤同上Mr.シリコーンバリアーを購入した
光硬化樹脂同上369樹脂と巷で呼ばれている
コンパウンド同上3種類程度#600,#3000,#8000
防臭マスク3M同上レジンを長時間扱いたい方は防毒付きを
耐水ペーパ同上#1000~#2000
サンドペーパヨドバシなど#180,#400~#1000
カッターナイフ100均などデザインナイフ可。ハンズなどでも買える
はんだごて各店細かい作業を考えるとホーザン製おすすめ
リューター各店お好みで、私はプロクソンPM100を購入
音道チューブオヤイデなどφ1.5mm~φ2.5mm、タイガー無線も可
熱収縮チューブオヤイデなどφ3.0~φ5.0mm程度、あると便利
ダンパー楽天・MOUSER高音の調整やローパスフィルタに使用
ドライバ海外卸・分解MOUSER/Digikey/Luna/taobao
抵抗・コンデンサマルツなどこだわりが無ければ安いもので数値を重視
コネクタ海外卸・秋葉原上記の海外ショップ、オヤイデ・千石など
ソケット同上同上、海外の方が色々入手しやすい
配線材オヤイデ・eleg.28AWG以下で、使いやすさはリッツ線

その他カップかスプレーのフタ、筆や粘土、ろうそく、なべ、UVライトなど細かいものがあると便利です。
全国の100均や東急ハンズ、ホームセンター、アマゾンなどに使えるものが沢山転がっていますので
必要に応じてご確認下さい。

主な製作手順・概要

主な製作の流れは下のとおりです。

+耳型加工
+メス型製作
+シェル製作
+研磨・塗装
+ネットワーク・ドライバなどの配線・配管
+シェル内へのドライバ・ソケットなど組み込み
+フェイスプレート取付
+表面処理

耳型加工はシェルの透明度や加工のしやすさ、フィット感など製作中から完成後の使用までに
大きく影響を与える過程です。そのため非常に重要です。

メス型製作はシェル作成のために透明のシリコンで製作を行います。
個々で耳型加工をしっかり行い表面をきれいな状態にしておくと
最高のメス型ができます。直接的にシェルの仕上がりや透明度に関わります。

シェル製作ではメス型にレジンを流し込み硬化させる過程です。
シェルの外側より内側のベタつきの処置が後の作業の難易度に
大きな影響を与えます。

研磨・塗装ではシェルの傷や凹凸などなくしていきます。
レジンなどの塗装でもある程度綺麗に仕上げられます。
メス型製作がうまく行けばこの過程を省略することも可能です。

ドライバの配線・ネットワークの作成ではドライバにどのように音を鳴らすか
決定づける重要な過程です。どのように高音や低音をカットする・音量調整するかを
コンデンサ・抵抗などの電子部品やダンパーやチューブなど物理的な抵抗を利用して調整します。
同時にソケットなどへの配線も行います。

組み込みの過程では上で作ったものをシェル内に上手に納めます。
ソケット部分はソケットをシェルに納められるようシェルに溝を作ります。
ドライバの配置やチューブの長さ・曲げ具合、音道の出口の向きなど注意が必要です。
シェル内部のべた付きの処理をしっかり行わないとシェル内部を汚し
最終的な仕上がりに甚大な影響をあたえることになります。

フェイスプレートの取付でシェルにフタをするとともにソケットを固定させます。
ここまで作業が終われば一旦音が聞ける状態になります。

最後の表面加工ではフェイスプレート端の曲面加工やコンパウンドやレジン・ニスなどでの
最終的な処理を行います。人によってそれぞれやり方があるようです。

大まかな手順になりますが以上の工程を経て自作カスタムIEMは完成します。

まとめ

自作を実際にしてみましたがお金がかかる上に失敗のリスクもあり
最初からうまくいく方もあまりいらっしゃらないでしょう。
敷居の高さは払拭しきれませんが、音作りや外装のデザインなど深みがあり
好きになれば長く製作を楽しめるのではないかと感じております。

他のブログでもカスタムIEMの自作について取り上げているところは多くありますが、
新参として苦戦しつつもブログなどを通じてIEM製作のサポートを少しでもできればと考えております。

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