Organic core 赤 音質レビュー 【KESTER】#04

KESTER ORGANIC REDはんだ聴き比べ第四回目はAIM Solderのレビューです。

前置き

Kesterはアメリカのイリノイ州シカゴ郊外のアイタスカに世界本社を構えており
メキシコ、シンガポール、日本、台湾などにも展開している会社です。
グローバルで大きな会社でありますが100年以上の歴史を持つ老舗でもあります。
製造しているハンダの種類は多くあり中には軍へ供給できるような高信頼のはんだもあるため
実力のあるメーカーであると思います。KESTERからはまず、Organic core 赤を
レビューします。こちらはヴィンテージハンダで有害物質が現代のハンダよりも
多く入っていると思われるので取り扱いにはご注意ください。

レビュー

作業性について、わずかにノリがですが広がりは良くはんだ作業慣れている人には
全く問題のないとおもいます。基盤などへの使用の際は熱で基盤を痛めてしまわないように
気をつける必要はありそうです。そういった意味では基盤用途には細心の注意が必要で
気になる方は、もしくはハンダ吸い取り線ではんだの除去をするときなどはフラックスがあると安心です。
プラグなどならばよく熱を伝えてはんだを流してあげればあとは薄く広がっていくので
しっかり加熱することが大事だと思います。
KesterのはんだですのでKesterペーストを使ってはんだづけするのもひとつの手かもしれません。
私は液体フラックスがあるため使いませんがKester好きな方はぜひKesterペーストでお試しください。
なお、ビンテージでありますが仕上がりはなかなか良く渋くやや黒く光っております。(焦げではありません)

音質について、低域の鳴り方に特徴があり他のはんだにはない低音のゴリゴリ感が
強く印象に残っています。コンデンサで喩えるならばブラックゲート風のゴリゴリっとした低音で
ぼわぼわとしない鳴り方をするところにKR-19RMAにない良さがあります。
はんだで音は変化するかと言われたら迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、
このはんだはケーブルでの音の違いがわかるような方には必ずと言ってもいいほど
わかるような変化があるのでそうった意味では貴重なキャラを持っていると思います。
ただし、中高域は音が潰れている・欠落しているような印象があり情報量がKR-19RMAよりも
少なく華がないとおもいます。弦楽器やボーカルの鮮度がやや落ちて低音に耳がいってしまいます。
分離は決して悪くないですが音のラインが潰れているため定位は特別良くはありません。
ですが、低音のアクセントに少し使う程度の使い方でしたら
このはんだでしか出せない濃く・ゴリッとした良い意味で淀みや揺れのある
低音が出せるので良いかもしれません。
低音好きな方にはオススメできるかもしれないキワモノはんだです。
オーディオ用というよりも楽器の方に向いていそうな印象がありますが
オーディオ用途でのレビューとしてOrganic core 赤を紹介させて頂きました。→【はんだレビュー一覧】

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