NASSAU C-ROSIN AT-7076 1970′s 音質レビュー 【NASSAU】 #12

Nassauはんだ聴き比べ音質レビュー第12回目は
NASSAUのNASSAU CROSIN AT7076 1970′sです。

前置き

NASSAUはヴィンテージハンダの定番のメーカーであります。現在は検索などしてもホームページは
存在しないためおそらく現存しないブランド・メーカだと思われます。ヴィンテージハンダの定番中の定番で
Western Electricに対しての供給を行うなどの大きな実績もあります。中音に艶感があり
全体的に熟成された音がなる傾向があるブランドハンダであります。
今回はNASSAU CROSIN CORE AT7076 – 1970′s の紹介となります。

レビュー

まず、作業性については保存状態の問題かフラックスが飛んでいたため外付けでフラックスが必要でありました。
フラックスがない状態ではんだづけを行うとなかなか端子などにハンダが乗らないなどの問題が起こり
作業に影響があります。ただし、フラックスがあればしっかりハンダがのります。
ノリさえすれば濡れ性もビンテージであるのにもかかわらず現行品に一歩届かない程度で
ヘタな鉛フリーはんだよりも作業性が良かったのでヴィンテージとしては扱いにクセが少ないものでありました。
ただ、はんだ自体がやや太めであるため基板作業を行う際には長すぎないようにすることに
注意を払う必要があります。プラグへのはんだづけや楽器に対しての使用などが
使用用途として考えられるラインであるでしょう。

音質についてはKR-19RMAより情報量はやや少ないです。ただ、ヴィンテージとしての味わいがあり
低音の太さや中域のやや枯れた味わいのある艶感に特徴があります。悪い印象はありませんが
他のNassauのはんだとは毛色が違う印象があります。ただ、音に潰れがなく高音に抜けがあるため
全体のクオリティとしては悪い印象はありません。
ややドライな鳴りでしつこさはありません。音の広がりはKR-19RMAに軍配。なめらかにすーっと広がる
19RMAに対してややつまりがあります。定位感は19RMAよりは潰れがありますが
悪い印象はありません。
Western Electricとの線材の組み合わせではWE素材の中域の表現に渋みを与えます。
艶感やNassau/WE独特の中域の雄大な鳴り方をさせるわけでもなくドライ目に
中域を誇張する鳴らし方で表現としては面白みがあります。表現の面では19RMAにはない
良さがあるため線材との組み合わせ次第では渋い一本が出来るかもしれません。
コテコテにヴィンテージ色に染めるものではなく多少枯れた感じにして音のラインを太めに締めた
印象で鳴らしますので様々なヴィンテージワイヤーで使いやすいかと思います。
音の温度も温かくも寒くもなく高域の抜けの良さもありますからやはり渋さが光る
万能な一本として魅力のあるはんだと言えるかもしれません。
→【はんだレビュー一覧】

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